第9章 お礼の方法
「…っ、ん、はぁ……、
や、もういいっ……!」
彼のベルトを緩めてからしばらく。
小さく喘ぐ声が、部屋の中に充満する。
「……なに。もう無理なの?
まだ3回しか出してないじゃん。」
「んぁ、ちょ……、
無理だ……!もう、出ないし、」
「若いんだから、まだ出るでしょ?
1週間くらい自慰しなくても
良くしてあげるよ。」
艶っぽい嬌声を聞きながら、
彼のものを手だけで丁寧に愛撫する。
彼の反応の良さは予想以上だった。
彼が行為をより“楽しく”するために
用意していたであろう潤滑液と手だけで
愛撫を始めた訳だが、彼の感度が良好過ぎて、
自分のテクニックが凄まじいのかと
勘違いしてしまいそうになる程だ。