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君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第9章 お礼の方法



「……確かに君の言う通りかも知れないね。」


それだけ言うと、彼の顔に明るい色が差し込む。


「お、やっとその気になってくれた?」
「でも、口じゃなくてもいい?」

彼の声に被せる様に言い放つと、
彼の眉間に皺が寄った。



「……口じゃなかったら、どこですんの?」

「取り敢えず、君を満足させたら
私を解放してくれるってことでいいのかな?」


彼の問いには答えず、
ひたすら問いだけを投げかけると、
彼はますます眉間の皺を濃くする。



「それでいいけどさ……
口でも中でもなくて、
俺を満足させる自信があんの?」

「さぁ。
……まぁ、やってみるよ。」

曖昧な答え方をしつつ、
身体を起こして彼のベルトに手を掛ける。


若くて、体力があって……

ついでに馬面。


そして何より、相当溜まっているらしい。


彼を満足させる為の情報はこれだけで十分だ。



訝しげな表情を浮かべる彼を横目に、
ベルトを緩め始めた。



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