第9章 お礼の方法
「処女を奪うのはさすがに可哀想だと思うから、
口で満足させてくれたらそれでいいよ。」
「……ねぇ、
どっちも可哀想だとは思わないの?」
「思わねぇな。
だって俺に助けられてなかったら、
今頃処女なんかとっくに奪われて、
穴という穴に男の肉棒
突っ込まれてたかも知れねぇんだぞ?」
……確かに彼の言う通りでもある。
彼に助けられなければ、
きっと私は散々な目に合って
もう外になんて出られなくなっていただろう。
「それに比べたら、俺のもの咥えるくらい
楽なもんだと思わない?」
彼のニヤつく顔を見ながら、
心ともなくため息が漏れる。
……仕方ない。
そこは自分が妥協するしかないか……