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君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第70章 心揺るがされる出会い



「私も、調査兵団の皆が
きっとそうしてくれると信じてるから。」


自然と自分の語感も強くなる。




「……ただ、
ピクシス司令の言ってたことは気になる。」


「私の曾祖父が言ってた、
元の世界に戻らないといけない理由のこと?」


「ああ。元の世界に待たせていた人が居た、
なんて可能性はあるのかな?」


「あ!なるほど。」


言われた時は、
そんなこと思い付きもしなかった。

モブリットの言葉を受けて、
少し考えを巡らす。



「でも、曾祖父が結婚したのは、
あの世界に戻って、お見合いをしてから
って聞いたことある。」


「それならその可能性は薄いか……」


これはおじいちゃんに聞いていた話だった。

あの日記を見る限りでは、
曾祖父がトリップしたのは、
かなり若い頃だった筈だ。


お見合い結婚をしているくらいだし、
女性を待たせていたとは思いにくい。

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