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君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第55章 流れるように自然な誘惑



「だから、凛は自分の身体を
酷使しすぎなんだって……
毎日誰かとする必要なんてないんだから、
今日くらいちゃんと休みなよ。」


「……私が毎日したいと思ってても?」


少しの沈黙の後、
モブリットは私から顔を背ける。


理由は言わずもがなだ。





「モブリット、顔真っ赤。」


「……もういい……
凛に言い返す言葉が見つからない。」


こうやってすぐ反応してくれるモブリットが
可愛くて仕方がない。


それなのに情事中は積極的、
且つ想像できないくらい
卑猥なテクニシャンで、
そんなギャップが魅力的過ぎて、
つい心が引き寄せられてしまう。





「だめだなぁ。
モブリットも呆れるくらい
性欲旺盛なんだけど。」


「……別に呆れはしないけど、
そんなハッキリ言われると
こっちが照れる。」


全く視線を合わせてくれない
モブリットの手をそっと握ってみる。


小さく反応した指先に、
自分の指を絡めると
やっと視線がぶつかり、
どちらかともなく自然と顔が近付いた。

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