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君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第51章 尋問は正直に



「お二人と、こうして色恋について
話せる日が来るとは思ってもみなくて。
すみません、
少し嬉しいと感じてしまっています……」


「今日は本当に正直だな。
そっちのモブリットの方が俺は好きだよ。」



団長に微笑みかけられ、
以前凛に言われたことをふと思い出す。




“エルヴィンは、
人間らしい人が好きだと思う”


“自分の欲や喜怒哀楽を
行動や表情に出せる人を
少なからず羨ましいと思ってる気がする”




今の団長の穏やかな笑顔を見る限り、
きっとその通りなんだろう。


自分にもこんな優しい表情を
してくれるのか、と思うと
こっちまで顔が綻びそうになる。






……が、


「それで、モブリットは
俺たちが調査に行っている最中、
凛と毎日やりまくってたって訳か?」



という兵長の問いのお蔭で、
場の空気は一気に凍りついた。

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