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君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第8章 救世主……?



「……エルヴィン。私ももっと役に立ちたい。」

「君は十分俺たちの力になってる。」

「でも、」
「凛。」

強い語感で名前を呼ばれ、再び言葉を止める。



「……君の気持ちは痛いほど伝わってるよ。
だが、俺やリヴァイの役割を、
君が同じように担う必要はない。」

エルヴィンに視線を向けると、
優しい表情を浮かべるエルヴィンが
目に留まった。


「寧ろ凛は、
何もしてくれなくてもいいくらいなんだ。
君が俺の側に居てくれるだけで、
俺に大きな力を与えてくれているんだからな。」

エルヴィンにここまで言わせておいて、
食い付き続ける自信はない……


それでも、

もっと自分に出来ることがあるはず

という気持ちは、湧き上がる一方だった。

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