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君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】
第8章 救世主……?
ある日の夕方。
今晩、貴族のパーティーに参加するエルヴィンに
タキシードのジャケットを
羽織らせながら、自分もパーティーに
参加したい旨を伝える。
……が、
「ダメだ。君は連れて行けない。」
と、例の如く、簡単に却下された。
「一回くらい
連れて行ってくれてもいいじゃん……」
呟くように言ってみるが、
「その一回が命取りになる。」
と、真剣な眼差しを向けられ、口を噤む。
そんな大げさな……とは思うものの、
エルヴィンの強い眼差しは
抗言する気を失せさせた。
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