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君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第50章 大好きだから、








モブリットは枕元のランプに手を取り、
火を消した。



……少し余計なことを話しすぎた。



凛の気持ちが、
本当に少しでも軽くなったのか不安だが、
明日からまた暫く激務が続くだろう。


それに耐えられる体力を温存する方が先だ。





「そろそろ寝よう。明日も忙しくなる。」


凛に布団を掛け直し、
自分も肩まで布団に入り込んだ。




「え、本当にしないの?」


「……この期に及んで、
まだすると思ってたの?」


「思ってたよ。」



本当にこの人は……


どれだけ人に奉仕したがるんだ。




そういう習性なのか、性分なのか、
もう変えられない性格なのか。


何なのか分からないが、
自分の身体を
酷使したがる精神があることは確かだ。

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