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君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第50章 大好きだから、



「……凛。本音を言うと、
今日だけでいいから、一晩一緒に居て欲しいし、
また昨日みたいに君を抱きたい。
……でも、俺だけがそんないい思いをするのは
気が引ける。
調査に出ていた団長や兵長の方が、
きっともっと苦しい決断や、
恐ろしい思いだってしたと思うから。」




正直に話してしまうと、
心の奥につっかえていたものが取れたように
スッと気持ちが軽くなる。




最初からこうするべきだったな……



凛に対して、嘘が通用しないことなんて、
今に始まったことじゃなかったのに。







「良かった、モブリットの本音が聞けて。」



顔を上げた凛は、嬉しそうな顔で微笑む。


安心感を強く誘う表情だった。

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