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君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第42章 ●意外と意外の組み合わせ



「まぁ、前の世界で
私も自由なことしてたからね。」

ここの幹部と一緒。

なんて冗談めかして付け加えると、
モブリットの頬は緩む。




「確かにここの幹部は自由だね。」

「だから、私が団長や兵長に
仕込まれたんじゃないかって思った?」


「……正直、思ってたよ。」

「本当に正直だね。」


思わず笑い声が漏れる。


兵団が調査に出てから、
心の中は常にどこか鬱々としていて
スッキリと晴れることなんてなかったけど、
こうしてモブリットと過ごしている時間は、
気持ちが楽になることは確かだった。


それは、穏やかなモブリットが
醸し出す雰囲気が、
優しさの溢れた接し方が、
自分の気持ちを
落ち着かせてくれているんだと思う。

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