第6章 仕事内容と仕事仲間
「……あの、大丈夫だよ。
それがミケ……なりの挨拶の仕方なら
してもらった方がいい、気がする。」
ミケをどう呼んだらいいのか、
むしろタメ口でも良いのか、
色んな思いが交錯して
どもりながらミケの目を見入ると、
そっと近付いたミケの顔が首筋に近付いた。
すんすん、と音が聞こえてきそうな程、
深く匂いを嗅がれている……
この行為で一体何が分かるんだろう……
御食もかなり変な癖を持っていたが、
こんな風変りな癖はなかった。
……いや、でも御食の癖も、
かなり奇怪だったか……
そんなことを考えている最中も、
ミケは休むことなく首筋や鎖骨を嗅ぎ続け、
痺れを切らしたリヴァイが
ミケの腕を掴んで、凛から離した。