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君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第40章 好きの種類



「……どうしたの?」

「いや。ここら辺も
まだ完全に安心できる場所じゃないから。」

なるべく目立たない様に歩く方がいいよ。

と、付け加える前に、
スッと腕を組まれて言葉を飲み込む。


ただ身を預けられるのではなく、
こっちが支えられているような、
そんな腕の組み方だった。




「怪我してるのに、
そんな心配までさせてごめんね。」


結構酔いは回っている筈なのに、
冷静に怪我の心配までしてくれて、
やっぱり酔っていても
凛は凛のままだ。

そう思うと少し心の奥が温かくなる。



……が、組まれている腕に
胸が当たる感覚は頂けない。


いくらこっちも
多少酒が入っているからと言って、
色々と反応しない訳ではない。

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