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君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第40章 好きの種類



「……凛。そうやって無防備にするから
団長たちに怒られるんだよ?」

「無防備、か。
でもこれは故意に無防備なヤツだから。」


……故意に無防備だったらどうなんだ?


そう思った瞬間、グッと顔が近付き、
一瞬歩みを止めた。



「お酒入ると、人肌恋しくなるよね。」


耳元で言われた一言により、
いつだったかのように
一瞬で赤面したのが自分でも分かる。

クククと悪戯っぽく笑う凛を肘で小突くと、
本当、こんな時に不謹慎だ。
と、その時だけ、
酔っていないかのような表情が印象的だった。



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