第6章 仕事内容と仕事仲間
エルヴィンとリヴァイから、
仕事内容についての話を聞いている最中、
部屋のドアをノックする音が聞こえ、
書類に向けていた視線を上げる。
「……凛。
君が幹部と行動を共にするにあたって、
もう一人紹介しなくてはいけない
人物がいるんだが……」
少し曇ったエルヴィンの声色を聞き、
それが誰なのかは簡単に察しがついた。
「大丈夫。
顔が似てるってだけで、別人なんだし。」
エルヴィンを安心させるように声を掛けると、
リヴァイは席を立ち、部屋のドアを開けた。
部屋に入って来た人物を見るなり、
思わず息を呑む。
確かに驚くほど似ている。
これで髪色まで御食と同じなら、
完全に目を逸らしていただろう。