第6章 仕事内容と仕事仲間
「君のような斬新で先鋭的な考え方は、
この世界の人間にはできない。
これからの調査には君の力が必要だ。」
エルヴィンの力強い声が、心に心地よく響く。
“君の力が必要”
そう言われるだけで、
何だって出来そうな気になってきた。
「……ありがとう。
エルヴィンとリヴァイの……
いや、この兵団の力になれるように
精一杯働かせて下さい。」
深々と頭を下げると、
両肩に暖かい感触が伝わる。
ゆっくり顔を上げると、
私の肩に手を置くエルヴィンとリヴァイの
柔らかい表情が目に留まり、
心地良い安心感に包まれた。