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君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第39章 再会の意味



視線通りのいやらしい顔をしてる。


あの時、あの、手だけで
イかされ続けた時と同じ目だ。



もう完全に凛のペースだということは
一目瞭然だし、
ここから逆転させようとも思わない。



……凛の指先に
これ以上下手な動きをされると、
取り返しのつかない状況になりそうだからだ。




「まぁ、私もどっちかって言うと、
そっちの方が自然な考えかなぁと思うよ。」

ジャンも、これだけで
そんな顔になってるしね。

そう小声で、しかもニヤついた顔で
付け足す凛の手を掴むが、


「……なに?これだけなのに、
その気になりそうだからやめて欲しい?」


そう問われ、まだ僅かに残って
足掻いているプライドが凛の手を離す。



だが、それと同時に、凛の指先からも、
一気に淫猥さがなくなったのが分かった。

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