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君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第39章 再会の意味



「巨人にしか興味がない団長は、
実はすごく性欲が強くて、
執務中も秘書に“色々”と
卑猥なことをしてると思う?」


……そんなこと知るか、
想像だってしたくねぇよ、

と、言いたいが、

もうそんな声を発することも、
いらぬ“声”が出ることに繋がりそうで、
口を開くことは出来そうにない。


その間も凛の指先は
太腿の付け根まで移動し、
もはや“もの”を触られるんじゃないかという
いらないスリルまで味わっている。




「でも、もしかしたら
逆パターンもあるよね。
秘書の方が無理矢理団長を押し倒して、
既成事実で仕事を得て、
秘書に成り上がってたりなんかして。」



……この状況を作ったお前がそれを言うか?


完全にそっちの方が想像に易しいだろ。




思わずそう思ってしまったのが
顔に出ていたのかも知れない。



「そっちの方があり得るって思ってる?」


俺から視線を逸らすことのない凛に
そう問われ、
無心を保とうと机の上に置いていた左手を
必死で見つめていた視線を、
ゆっくり凛に移動させた。

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