第6章 仕事内容と仕事仲間
それから数日後。
凛の処遇が決まり、
エルヴィンとリヴァイによって伝えられる。
凛は調査兵団幹部の
秘書兼壁外調査のアドバイザーとして、
幹部組と行動を共にすることになった。
「……ねぇ、
私にそんな大そうな役割任せて大丈夫?」
エルヴィンに手渡された仕事内容が
書かれた書類に目を通した凛は
恐る恐る、といった様子で
エルヴィンとリヴァイに視線を向ける。
書類整理や来客の接遇、
スケジュール管理などの、秘書的なことなら
どうにか熟せそうな気もしていたが、
“壁外調査のアドバイザー”だなんて、
立派な役職を与えられることについては
かなり不安があった。