• テキストサイズ

君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第5章 モブリットの情動



「もし凛さんが本当に俺を
欲しいと思ってくれたら、その時はもう少しだけ
先に進ませてください。」

そう言い切った途端、
小さく吹き出す声が聞こえ、
凛さんに視線を向けた。



「……モブリット、実はかなり男らしいんだね。
今すごいドキッとしたよ。」


その言葉は素直に嬉しいと思うけど、
凛さんが笑ってしまっている分、
嬉しさは半減だ。

きっとそこまで凛さんの心を
揺らがすことができた訳じゃないだろう。





自分が凛さんの笑顔や言葉に
鼓動を高鳴らせたことも、
凛さんの心を揺らがせたいと
思っている事実にも、かなり動揺はした。

でも、それは凛さんの本質に
少しでも触れることが出来たからなんだと思うと
戸惑い以上に、達成感にも似た嬉しさが
込み上げる。

/ 1588ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp