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君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第1章 それからの日々



「……そうですね。
最終的には、これを丸暗記してもらうことに
なると思います。」

モブリットは柔らかい表情を
浮かべたままそう言った後、


「実はつい先日、長距離索敵陣形について
凛さんが纏めた考察を
エルヴィン団長に読んで頂いたんですが、
それにすごく感心されていて。
凛さんの柔軟な発想や斬新な考え方が
この兵団には必要だと
団長は思われたんだと思います。」

と、真摯な瞳で凛を見入った。




「……それって、
ちょっとくらい私も役に立てそう
ってことかな……?」


「ちょっとどころじゃないですよ。
今も凛さんの考察を元に、
陣形を考え直す会議だって
行われていますからね。」


モブリットの少し興奮したような
力強い声を聞き、
フッと肩の力が抜け、小さく息が漏れた。

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