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君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第5章 モブリットの情動



「でもそういう欲があるのは
悪いことじゃないでしょ。
そもそも私が勘違いさせるような
言い方したのに問題があるし。」

何処か楽しげにも聞こえる
凛さんの声に耳を傾けながら、
だいぶ熱が治まって来た顔を上げる。


「でも、団長の確信に背くようなことを
考えてしまったこと自体、大問題ですよ……」

「そうかな……
まぁ相当驚く気はするけど、
安心もすると思う。」

「安心…??」

凛さんの言葉の意味がよく分からず、
細い声で聞き返した。



「うん。エルヴィンは多分、
人間らしい人が好きだから。」

「……人間らしい人……ですか?」

「色んな欲や喜怒哀楽があって、
それを行動や表情に出せる人のことを
少なからず羨ましいと思ってる気がする。」

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