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君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第30章 女慣れした新たな仲間



「あ、自然な感じだと思います。」

エルドの表情はこの態勢では見えないが、
声色からして
この悪あがきにしか見えない抵抗でも
正解にしてくれているんだろう。



「全然相手にならなくて、ごめん……」


つい謝意を表す。


エルドも調査前の訓練で忙しいだろうに、
私のこんな我が侭に付き合ってくれて、
その上危険を冒してまで
バレない様に画策してくれて。

本当に申し訳ないです。



そこまで言いたかったが、
頸動脈の圧迫は若干解かれたのみで
まだ酸素は十分に摂取できそうになく、
そんなに言葉を発する余裕はない。

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