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君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第5章 モブリットの情動



「……もしかして、何か期待してた?」

その一言を聞いた途端、
一気に顔へ熱が集中するのが分かり、
咄嗟に視線を逸らした。


「し、してません……!」

どうしても声が上擦る。

これじゃ、

期待してました。

と言っているようなもんだ……




「……ほんとに?」

「ほんとに!」

もう自分の本心は見抜かれているだろうけど、
ここは否定する以外ない。


実は結構期待していたんで、
一緒に寝たかったです。


なんて、そんなことを
正直に暴露できる訳がない。




「……ごめん。そんなに赤くならないで。」


小さく笑う凛に腕を摩られ、
モブリットは恥ずかしさで
思わず机に顔を伏せた。

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