第29章 依存
「……なるほど。
だからリヴァイは激おこだった訳だな。」
「げきおこって何だよ、げきおこって。」
「今日凛に教えて貰った
凛の世界で使われている若者言葉だ。
激おこプンプン丸。の、略。」
「っ……!
いや、それミケが言うとダメだ……
リヴァイの復唱もムリ……
似合わな過ぎる!
笑いが…お腹痛い……」
「何だか楽しそうなところ
水を差すようで悪いが、結局何であんな声を
出すようなことになったんだ?」
凛がお腹を抱えて笑っているのを横目に、
エルヴィンは問いかける。
「ああ。今流行のゲームをしていたんだ。」
「ゲーム?」
ハンジは食い気味に身体を乗り出した。
「ツイスターゲーム。聞いたことないか?」
「……なんだそれ。」
「ああ、巷でエッチ箱って言われてるやつか。」
ハンジの一言で
リヴァイは再びミケに鋭い眼差しを向ける。
「おい、いちいちリヴァイを逆上させるな。
話を続けてもいいか?」
ミケは一旦軽く瞼を瞑り、
リヴァイの視線から免れた後、
片目でエルヴィンが軽く頷いたのを確認してから
“ツイスターゲーム”のルールを説明した。