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君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第29章 依存



「リヴァイ。
さっきからかなり喧嘩腰だが。
何をそんなに怒ってるんだ?」

「悪いな。確かにエルヴィンの言う通り、
俺はお前を怒れる立場ではないが、
さすがにこの状況で
苛立たずにはいられねぇよ。」


「……ああ、なるほど。
リヴァイも参加したかった、ということか」

ミケがそう言い終わる前に、
リヴァイはミケの胸ぐらを掴み、
壁に押し当てた。


「リヴァイ兵長!やめて下さい!」

モブリットはすかさず
リヴァイとミケの間に入ろうとするが、
リヴァイに睨み付けられ、一瞬怯む。



「リヴァイ。
もう終わったことなんだし、
そんなに怒っても仕方ないでしょ。
ミケも少し好戦的な感じがするけど、
それはちょっとした優越感があるから?」

「優越感?何のことだ。
お前らここにきてから色々と
かなり説明不足なんだが。」

ミケはリヴァイに胸ぐらを掴まれても尚、
特に動揺することはなく
相変わらずの表情を浮かべていた。

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