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君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第5章 モブリットの情動



「ごめん……ありがとう。」

少し微笑んだ凛さんの顔が
ヤケに綺麗に見えて、視線が釘付けになる。


「まさかモブリットにそこまで
言われると思ってなかったから
かなりびっくりしたけど、
それ以上に嬉しかった。」


……このまま凛さんを見ていたら、
色々マズイ気がする。


本能が自分にそう呼びかける声がして、
すぐに凛さんから視線を逸らした。



「……いや……
俺はそんな喜んでもらえるようなことを
言えた気は」
「モブリット。」

強い語感で名前を呼ばれ、言葉を止める。




「……寝るの、ちょっとだけ
付き合ってもらっていい?」



その一言を聞き、思わず生唾を飲み込んだ。



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