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君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第5章 モブリットの情動



「凛さんは周囲に
迷惑を掛けたくないと思って、
そう言っているのかも知れませんが……
その方が迷惑を掛ける原因になると思います。」


女性相手に、かなりキツイ言い方を
してしまったかも知れないな……

でも、後戻りできない状況に
持っていったのは自分だ。

この際だから自分の考えを、
包み隠さず言うしかない。



「凛さんの気持ちも
分からないこともないですが、
ここは誰かに甘えてみる選択をするのも
思いやりの一つだと思うんです。」


さっきと明らかに表情が
変わった凛さんを見ながら、話を続ける。



「団長や兵長は、……いや……、
俺を含め、凛さんと関わっている人間は
凛さんが“迷惑を掛ける”
と思っていることを、迷惑だなんて思いません。
むしろ、頼られることを嬉しいと感じますよ。」



……一体俺は何を口走ってるんだ。



フォローするつもりが、
いつの間にかすごくクサいセリフを
吐いている気がする。

急に恥ずかしくなってきて、
凛さんから目を逸らした。

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