• テキストサイズ

君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第26章 本当の望み



「危ねぇな!
そんなに焦らなくていい。
時間はまだあるだろ?」

「私には時間あるけど、師団長は忙しいでしょ?
それに、気が変わらないうちに
説得始めたいし!!」

「そんな簡単に気は変わらねぇよ。
ただ、お前の説得で
俺が納得するかは別だからな?」

「大丈夫。
絶対納得してもらえる自信があるから。」

ニヤリと笑う凛は、
ナイルの肩を支えにしてベッドを降りて
資料を取りに部屋の隅へ向かった。



「ああいう強引な女は、
苦手なタイプな筈だったんだがな……」

そう呟きつつも、
少し乱れたバスローブ姿のまま
慌ただしく鞄の中をあさる凛の背中を見ていても、
全く嫌な気分にはならない。

ナイルは頬を緩めつつ立ち上がり、
近くのソファーに腰掛けた。



/ 1588ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp