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君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】
第26章 本当の望み
「ほ、ほんとに?!」
若干声が裏返った凛の表情は、
一気に明るさを取り戻す。
……俺は相変わらずタイプの女に弱い。
まぁ、凛に関しては
顔のみがタイプだった訳で、
こんなに頑なで硬すぎる芯の通った、
強い性格の女は苦手な方だった筈だが、
この喜怒哀楽の起伏を見るのは面白く、
そこがこの女の魅力にも感じた。
「ちょ、待ってて!すぐ資料用意するから!」
急いで起き上がり、即座に立ち上がろうとして
ベッドから落ちそうになる凛を
咄嗟に支える。
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