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君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第5章 モブリットの情動



前々から思っていたことだが、
凛さんは周囲に異様なまでに
心配を掛けないようにしているように感じる。

それがどういう本心からの行動なのかは、
まだ分かりかねているけど、
彼女が人に迷惑を掛けたくないと
強く思っていることは確かだろう。


「凛さん。寝られない理由は
自分で分かってるんですか?」

そう問いかけると、少しの間の後、
凛さんは軽く頷いた。


「もし俺で力になれることがあれば、
何でも言って下さい。
理由がわかるなら、対処の仕方も
一緒に考えることが出来ますから。」

自分がここまで凛さんの睡眠を
促そうとする理由もイマイチよく分からないが、

ただでさえ努力家な彼女が
苦しんでいる姿は見たくないからだ。

……という結論を、頭の中で導き出した。

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