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君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第25章 覚悟の時間




ナイルはシャワーを頭から浴びながら、
必死で考えを巡らせていた。


……これはかなりマズイ状況だ……


カッとなって売り言葉に買い言葉の勢いで、
とんでもない交換条件を
突きつけちまった……


条件として提示した、浮いた経費を
調査兵団に回すことは出来る。

……だが、妻子ある身で、
あの女を条件通り抱くことは出来ない。


確かにあの女は美人な部類に入るし、
好みか好みじゃないかで言えば好みな方だ。

抱けと言われれば抱けるだろう。



……いや、待て。

問題はそこじゃない。



ナイルは自分の考えに度々ツッコミを入れつつ、
頭を抱えた。

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