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君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第21章 小出しになんてできない想い



「なら私も訓練に参加させてよ。」

「無茶言ってんじゃねぇよ。」

「じゃぁリヴァイとエルヴィンが
訓練してるところ見せてよ。」

「俺たちの訓練風景を見たところで、
体力はつかねぇからな。」


「一回くらい
見学させてくれてもいいじゃん……」

凛が不満気な声を出すと同時に、
リヴァイは立ち上がり

「ちょっと待ってろ。」

と、それだけ凛に声を掛け、
部屋を出て行った。






部屋に取り残された凛は、
紙袋に視線を向ける。


リヴァイは一体何を買ったんだろう。


かなり興味はあるけど、
リヴァイが居ない隙に盗み見るのは
どうも抵抗があった。

それに、部屋に帰ったら
見せてくれると言っていたし、
別に今すぐ焦って見る必要もない。


凛は軽く目を閉じ、
リヴァイが戻って来るのを待つことにした。


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