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君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第4章 モブリットの興味





……想像していた以上だ。


凛の部屋の前に居たモブリットは、
艶めかしい嬌声が聞こえ始める前に
部屋の前から立ち去る。




エルヴィン団長やリヴァイ兵長が
自由な性生活を送っていることは、
幹部組の中では有名な話だった。

エルヴィン団長が一度抱いた女性は
団長のとの“行為”を忘れることができず、
大金を持って兵団基地に訪れる女性も複数いた。

だが、団長が二度同じ女性を
抱くことはなかった。

……筈だ。


それなのに、今室内で行われているのは
少なくとも二度以上は
しているであろうと思われる“行為”だった。



「君以外の女性を抱きたいなんて
微塵も思わない」



団長が言い放ったその言葉は、
きっと嘘ではないだろう。

声色だけでも、
それが本音だということは察しがついた。

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