• テキストサイズ

君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第18章 金眼からの敵対視



噂については“仮初めの姿”って訳でもないけど、
エレンの見解も間違いではない。

ここは下手に口を挟まない方が良さそうだ。


「確かにエレンの言う通り、
リヴァイ兵長は熱い心の持ち主だよ。
表には出さないし、自分の感情を
制御することが出来るけど、
実際は激情家なんじゃないかなぁ。」

「やっぱり!リヴァイ兵長は
巨人を駆逐することにも……」

怒涛の如く始まった
エレンのリヴァイ妄想を聞きながら、
リヴァイとジャンの現状が気掛かりになる。



本当にジャンは
大丈夫なのだろうか……

ボコボコになって
戻ってきたらどうしよう……

……いや、でも訓練兵相手に
リヴァイが手を上げるとは思えない。

それに、ジャンも私と何があったかなんて、
きっとリヴァイには
口が裂けても言わないだろう。



エレンの濁りのない瞳を見つめながら、
ジャンの無事を密かに祈った。



/ 1588ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp