第18章 金眼からの敵対視
「べ、別に、好きとか
そういうんじゃないけどっ、
調査兵団を志願しようと思ってる
オレからしたら、人類最強の兵士に
憧れるのなんて自然なことだろうし、」
「いいよ。そんな焦らなくて。」
早口に話し始めるエレンに声を掛けると、
エレンは再び俯いた。
「おかしいことじゃないと思うよ。
リヴァイ兵長、強くて格好良いだけじゃなく、
すごく仲間思いだし。」
「だろ?!
オレもそうだと思ってたんだよ!!
粗暴で潔癖症で無愛想って噂を
聞いたことがあるけど、
それは仮初めの姿であって、
本当は熱い心の持ち主だって!!」
私の声を遮り、
話しながら前のめりになるエレンの目は、
また大きく見開き、キラキラと眩しく感じた。