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君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】
第17章 偶然の再会
俺の調子が狂ってんのは、
この顔のせいか……?
凛から視線を逸らすと、
自然と歩調が早まる。
「なぁ、凛は何歳なんだよ。」
「……それ、言わなきゃダメ?」
「俺の年齢知ってて、
自分の年齢は言わない気か?」
「……そっか。
それは不平等だもんねぇ……」
“それは”ではない。
既に俺とお前の間の
不平等な点はいくつもある。
そう口を挟みたくなったその時、
「おい、お前ら。その店に入れ。」
と言う重みのある兵長の声を聞き、
通り過ぎかけていた飲食店に足を踏み入れた。
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