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君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】
第17章 偶然の再会
自分のことは何も話さねぇくせに、
俺の情報ばっかり引き出して
どうするつもりだ……
俺を調査兵団に勧誘する気か?
そんなことを考えていると、
何故か苛々とした感情が生まれて来た。
「でもジャンは、
憲兵団に行きたいと思ってる気がする。」
唐突に図星を突かれ、一瞬言葉を止める。
が、すぐに冷静に思考を回し、
その発言を頭の中で復唱した。
……どうせ当てずっぽうだろう。
それに、訓練兵の殆どは
憲兵を目指してる。
この女の発言に驚く必要はない。
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