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君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第17章 偶然の再会





「……なぁ。
何でこんな状況になってんの……?」

ジャンは自分の隣を歩く凛を横目で見る。


「リヴァイ兵長はああ見えて律儀だからね。」

凛の発言を受け、
少しだけ視線を後ろに向けると
はしゃいで浮き足立っているエレンの隣で、
じっとこっちを見入っている兵長と目が合い、
すぐに視線を前に向けた。



……あれが律儀な人間の目か?

今にも睨み殺されそうなんだが……


心の中で呟きつつ、自然とため息が漏れる。



突然「昨日の礼にメシを奢ってやる」
と言ってきた兵長の誘いを断れる筈もなく、

訓練兵と人類最強の兵士が一緒に食事へ行く

という異様な状況になっている訳だが、
後ろからの視線が痛すぎて、
今は歩くことすら緊張してしまうような状態だ。

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