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君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第17章 偶然の再会



「リヴァイ。
あんまり嫌そうな顔しちゃダメだよ。」

「……仕方ねぇだろ。」

「もしかしたら調査兵団にも
憧れてるんじゃない?
今から勧誘しといたら?」

リヴァイに小声でそう問いかけた次の瞬間、
猛スピードでこっちに向かって
走って来た黒髪の彼は
リヴァイの前で立ち止まり、
震える手を差し出した。


「リっヴァイ兵士長!!!
オレ、憧れて、てっ!!!」

狂熱的な声は上擦り、
大きな瞳は少し潤んで見える。


……そんなにリヴァイのことが好きなのか。

横目でリヴァイを見ると、
眉間に皺を寄せていたので
こっそり肘で小突き、表情を緩める様に促した。


「あ、握手……、して下さいっ!!」

頭を下げる彼をリヴァイは
如何にも煩わしそうな視線で
見下ろしていたが、
しぶしぶ、といった様子で
手を差し出した、その時。

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