第17章 偶然の再会
支度を済ませ、街の商店街に着いたのは
お昼を回った頃だった。
「おい。お前、歩き方がおかしくないか?」
横目でリヴァイに視線を送られ、
小さくため息が漏れる。
誰のせいでこうなったと思ってるんだ……
心の中で呟きつつ、
「……リヴァイのが、
まだ入ってる感じがするんだもん……」
と、小声で言ってみると、
リヴァイの眉間に深く皺が寄った。
「あ?中には出してねぇぞ?」
「そっちじゃない……」
街中にも関わらず、
普通のトーンで話すリヴァイに
同じく小声になってもらおうと、
更に声を小さくして反論する。
「そっちじゃない?
俺のものがまだ入ってる感覚がするってこ」
「待った!!
もういい!声が大きい!!」
咄嗟にリヴァイの口を塞ぐと、
リヴァイの眉間の皺が更に濃くなった。