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君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】
第16章 ●悪趣味の嫉妬
やっぱり“ここ”が、一番いい。
他の女を抱きたくなくなるのも
無理はねぇな……
凛に視線を向けると、
瞳を潤ませた凛の視線とぶつかる。
「……リヴァイっ……だいじょう、ぶ?」
頬に当てられた凛の熱い手が、
何故か鼓動の動きを加速させた。
「……急になんだ。
大丈夫じゃねぇのはお前だろうが。」
「いやっ…そうじゃなくて……
やっぱり、なんか変だ、からっ」
上擦った声のまま俺のことを
心配してくる凛が
ヤケに愛おしく思えて、
心ともなく強く抱きしめた。
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