第15章 独占したくなる理由
「……リヴァイ、ありがとう。」
そう言って背中に回された手は温かく、
自分の心を落ち着かせると同時に、
もっと凛に近付きたい気持ちを増幅させる。
……こいつの言葉も心も身体も……
何もかも、全部俺だけのものにしたい。
独占欲が強すぎることは自覚している。
だが、この感情は抑えることが出来ないし、
むしろ抑えるつもりなんてない。
“想いが重い”と言われようが、
“強引すぎる”と言われようが、
俺はこのやり方しか出来そうにない。
強く抱き寄せた凛をベッドへ押し倒すと、
呆気にとられた顔をしている凛に唇を重ねた。