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君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第14章 説教と自信



「お前がエルヴィンの恋人だと認識されれば、
お前を人質にでもとって、
エルヴィンを団長の座から
引き摺り降ろそうと考える奴だって
出てくるかも知れねぇ。」

リヴァイはそう言って
真摯な目を凛に向け、

「そうしてまでエルヴィンを
兵団から追い出そうと思う奴がいるくらい、
“エルヴィン団長”はこの兵団にとって
デカい存在だってことだ。」

と、さっきよりも
聊か声を張って言い切った。



「……お前と引き換えになら、
あるいはエルヴィンは自分の地位を
捨てるかも知れない。」

リヴァイが少しトーンを落として言った
その言葉は、実際にその瞬間が
訪れなければ分からないだろう。


でも、そんな状況を作るような事態だけは
絶対に避けなければいけない。


その時、不意にあることを思い出し、
思わずため息が漏れた。

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