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君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第14章 説教と自信



「兵団を潰すには、
まず団長を潰すことから考えるのが普通だろう。
エルヴィン程の指揮官を失えば、
兵団内の混乱は免れない。
ということは、その指揮官の弱みを握り
そこに付け込む輩がいる可能性は
大いにあるってことだ。」


リヴァイの話を聞きながら、
胸の奥に痛みを感じる。



今まで普通に一緒に生活していたから、
頭ではなんとなく理解していても、
この兵団にとってのエルヴィンの重要さを
きちんと把握できていなかったのかも知れない。


仕事上の私は
エルヴィンの秘書である以前に部下だ。

私はもう一度、自分の生温い考え方を
見直す必要がある……

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