第14章 説教と自信

リヴァイの視線は完全に叱る時の目で、
鷹の前の雀のような気分で
リヴァイの目を見つめ返した。


「お前がこの世界に来てすぐに
言ったことがあると思うが、
夜更け前に勝手に外へ出るんじゃねぇ。」

「……え？」

自分の予想していた説教ポイントとは
まるで違う言葉を投げかけられ、
思わず呆気にとられた声が出る。


「あ？お前、何言われると思ってたんだ……？」

完全に訝しげな目で注視され、

「い、いや、それです。
それで怒られると思ってました。」

と、正座をし直しながら、少し声を張った。


だが、一つの疑問が浮かび上がり、

「でも何でリヴァイが
そのこと知ってるの……？」

と、恐る恐る問いかけた。