第14章 説教と自信
「あの……
な、何かありましたかね……」
「何かありましたか、じゃねぇだろうが。
心当たりはあるんだろ?」
呆れた口調、というより、
若干怒った口調にも聞こえ、
自然とベッドの上に正座した。
もう逃げられそうにない。
ここは正直に謝罪すべきだ……
「……すみません。あります……」
深々と頭を下げると、ベッドが軋む音が聞こえ、
リヴァイが少し自分に近付いたのが分かる。
「ほう。その様子ってことは、
反省はしてるってことか?」
「してます……」
「お前がこの世界に来てから、
何でそんなに自由奔放に
なってんのかは知らねぇが、
やっていいことと悪いことがあるだろ。」
リヴァイはそう言って凛の顎を引き寄せ、
無理矢理視線を合わさせた。