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君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第136章 調査中は思慮の時間




星を眺めながら、暫くの沈黙が漂った後、モブリットはゆっくり口を開く。


「……団長、もしかして、他にも話がありましたか?」

「なんだ。
俺はそんな話したそうな顔をしていたか?」

「いえ……
ですが、少し憂慮の色が窺える気がして。」

「さすがだな。
だが、これは今話すべきか迷っていたところなんだよ。」

「凛のことですか?」


そう問いかけると、団長は一気に目を丸くした。



「凛が君のことを超能力者だと言っていたのも頷ける。
今の会話のどこでそんなことを察したんだ?」

「これはただの当てずっぽうです。」


凛とそんな話をしていたことに驚きつつも、正直に暴露すると、団長の頬はゆるく綻ぶ。



「……ですが、やはり気になるので、当たったついでに話してはもらえませんか?」

「そうだな……
まだリヴァイにも話してないんだが。」


団長はそう言ってすぐ、昨晩の凛の様子を話し始めた。



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