第132章 ●確かめながら
「はぁっ…、んっ、凛…」
白濁した液体は、凛の口内へ送り込まれ、細い首から浮かび上がる喉の筋が艶めかしく動く。
それを確認してすぐ、脱力感で全身の筋肉が緩み、凛の肩に手を掛けた。
「……相変わらず、濃いね。
溜まったら、一人で抜いてもいいのに。」
「……ごめん。」
「いいよ。
何回も言ってるけど、飲むの嫌じゃないから。」
「そうじゃなくて、」
「罪悪感覚えた?」
優しい表情で被せる様に問いかけられ、返事はしないままで凛の頬をそっと撫でる。
確かに罪悪感もあったけど、それより興奮の方が明らかに大きくて、凛の苦しそうな表情にさえ欲情してしまった自分を軽蔑したくなった。
「……苦しくなかった?」
「むしろ気持ち良かったくらいだけど。」
こっちの心配を軽く掻き消すかのように、あっけらかんとした声色で言われ、思わず目を見開かされた。