第122章 大丈夫、大丈夫、
「まだそんなところまで考えなくて大丈夫。
でも、まずこの話を
団長たちにする必要はあると思う。
……それについては問題ない?」
「……うん。
いずれはしないといけなかったと思うし。」
「それなら早い方がいいな……
明日の夜にでも幹部が集まれるように
声を掛けてみるよ。」
モブリットは予定を確認する為か、
机に手を伸ばし、手帳を手に取った。
その時、ふと自分の身体の
もう一つの異変に気付く。
「モブリット。
それなのに今は、あんまり眠くない。」
「あれ、そう言えばした後なのに、
今日は寝てないね。」
「久し振りだからかな……
まだ興奮が醒めてないないのかも。」
「……そっか。」
何かを考えるかのように
動きが止まったモブリットの顔を覗き込む。
「……今、ずっとしてたら
眠くならないんじゃないか、とか考えてた?」
「………ああ。
俺も大概無茶なこと考えるようになったよね。」
モブリットは呆れたような
乾いた笑い声を漏らした。